総合職採用の私が、入社後にアクチュアリーを目指す理由

2020年5月5日

こんにちは、ごんごんです。

アクチュアリー関係の記事を何本か書いていますが、私はアクチュアリー採用ではありません
日系の保険会社に新卒で総合職として入社し、数年働いた後に、アクチュアリーを目指しますと手を上げて2017年から受験を開始しています。

今回は総合職として入社したのになぜアクチュアリーを目指したのかという話や、アク採用者との違いなどについて執筆したいと思います。
(多分に自身の経験に依存している点にはご留意ください)

総合職入社し、アクチュアリー志望に変えた理由

アクチュアリーとして一生生きる決心がつかず総合職へ

上記の通り、私は日系の某保険会社に総合職として入社しました。
アクチュアリー採用枠には一切応募していません。
というのも、就活の時にアクチュアリーの存在も知っていましたが、アクチュアリー採用で入社した場合、生涯アクチュアリーとしてのキャリアが固定化されるという懸念があったのです。
総合職として数年働いてみて、業界や会社について知ってからアクチュアリーを目指しても遅くないと思い、総合職で就活を行いました。
業界分析、自己分析などができていないといえばそれまでですね。
もちろんですが、アクチュアリー採用されるだけの数学力もあったかというと疑問ではあります(笑)

初任で地方の営業へ

多分にもれず、総合職は全国転勤もあり、職種を様々経験するということで、初任で地方の営業に回されました。
東大卒で地方の営業に行くのは珍しいらしく、畏怖されているかのように見られることもあれば、仕事でミスが有ると「東大生は勉強はできるけど仕事は~~」のような嫌味を取引先に言われることもありました。
また、営業先では大学や会社にはいない人種といいますか、話が通じない、常識が通じない方もまれにいて、自分が今まで過ごしていた世界は狭かったとびっくりした記憶もあります。

仕事は非常に泥臭く、平成末期にこんな原始的な仕事があるのかと思うような仕事も多数ありました。
朝8時前に出社し、22時くらいまで仕事する毎日で、自分の勉強に割く時間は全くと言っていいほどありませんでした。

今思うとよく数年頑張ったなと思いつつ、周りのメンバーには恵まれていました
厳しくも温かい上司や、困った時にサポートしてくれる先輩方に支えられたことは数え切れないくらいあります。
目標までの執念がみんな凄まじく、自分の「このくらいでいいか」という考えがいつも甘かったと気付かされました。

総じて、心身ともに疲弊しながらも、入社後の一番体力がある時期に鍛えられたことが今の社会人生活に活きていると思います。
目標までの執念、対人折衝能力、仕事へのスピード感などは、大きく意識も変わり、能力も向上したと思います。

本社の内勤に異動

数年間営業に従事したあとで、本社内勤への異動が出ました。
この異動がでたのは、営業の最終年度くらいから上司に面談などでアクチュアリーを志望しますと宣言したことが大きかったと思います。

営業で得るものは多く、しんどいけど楽しくもあった毎日でしたが、将来のキャリアを考えた時に営業で一生やっていくというのは難しいと感じ、営業で学んだ能力をアクチュアリーで活かした方がいいと考えました。
営業では表彰などにもたまに呼ばれていましたが、周りの本当に優れた人に比べれば見劣りするのも自覚していました。
一方で、アクチュアリーで営業経験がある人は少ないため、営業出身のアクチュアリーは付加価値があるのではと考え始めました。

そこで、自身でアクチュアリーの勉強に割く時間はほとんどありませんでしたが、アクチュアリー志望だということを高らかに宣言し、人事の目に留まるといいなと思いました。
同時に、営業在籍中に会社経由でアクチュアリー試験の申込みも行い、本気度をアピールしました。
今思えば、これが奏功して本社異動になったのでしょう。

内勤異動後に勉強開始、研究会員に

晴れて内勤に異動したあとも、はじめてやる仕事ばかりなので忙しい毎日でしたが、少しずつ勉強する時間が取れ始めています。
内勤異動後に数学に合格、アクチュアリーの研究会員になったことで本格的にアクチュアリーへのキャリアを目指しています。

体感では、営業よりも内勤のほうがアクチュアリーへの理解もあり、試験前などの休みや早帰りがしやすいと感じています。

アクチュアリー採用との違い

アクチュアリー採用と、私のように総合職採用からアクチュアリーを志望するケースについて簡単に私見を述べさせてもらいます。(あくまで私見で、私の勤務する会社だけかもしれません)

アク採用の方が勉強できる環境を用意されている

当然ではありますが、アク採用はアクチュアリー正会員に迅速になる必要があります。
そのため、配属も本社内勤でアクチュアリーに関係が深い部署に配属され、試験合格が業務の一環として組み込まれています。
勉強のために早帰りすることも許されており、周りに正会員や複数科目所持者も多数いることから、アクチュアリー試験に合格するための理想的な環境が整備されています。

アクチュアリー会に入会すると、試験科目を勉強するための基礎講座と応用講座を受講することができます。
基礎講座は各科目ごとに平日日中の時間帯に曜日固定で何ヶ月にも渡って講義を聞くことができるらしいのですが、アク採用の方はこれに参加可能とのことです。

一方、私のような総合職でアクチュアリーを目指している者は、基本的には自身の業務が最優先になります。
やるべき仕事があって、それを終わってからはじめて自分のアクチュアリーの勉強に手を付けることができます。
周りもアクチュアリー受験をすることは知っているので気を使ってはくれますが、当然平日日中に講座を受けに行くというのは有給を使わないと不可能です。

ビジネススキルでは総合職が有利

アクチュアリーになる最短コースはアク採用での入社ですが、総合職では社内の人脈形成やビジネススキルを習得する機会が多いと思います。

私自身も地方の営業では、「この仕事はやる意味があるのか?」と思われるようなことも多数ありました。
今思い返してみても無駄・理不尽と思われるようなことはたしかにありましたが、数字目標に向かってチームで妥協を許さず突き進むという経験は内勤では味わうことが絶対にできない経験だと思います。

取引先との交渉、提案能力や、コミュニケーション能力なども、失敗や怒られながら少しずつ身についていったとも感じています。
もう一度営業に戻りたいかというと、かなり悩ましいですが、少なくとも経験しておいてよかったと心から思います。

首尾よくアクチュアリーになっても、周囲にわかりやすく伝える力や、コミュニケーション能力、積極性は求められるはずなので私はこの経験を活かしていきたいです。

相手はコントロールできないが自分はコントロールできる

営業ではどうしても相手が関係してきます。
入念な準備をして、ベストを尽くすことで成果に繋がる可能性を大きくすることはできますが、成果が保証されているわけではありません。
そこが面白いところでもあり、やりきったときには達成感に満ち溢れますし、運良くラッキーパンチが当たることもあります。
しかし、うまく行かないときはストレスが溜まることもあるでしょう。

本社の内勤に異動して思うことは、営業よりも状況をコントロールしやすいということです。
アクチュアリーの勉強もそうですが、相手とアポを取ったり折衝するということが少ないため、自分のペースで仕事や勉強を進めることができます。

まとめ

総合職で入社し、入社後にアクチュアリーを志望するのはメリットとデメリットがありますが、私の他にも同じ境遇の人は多数います。

最短経路でアクチュアリーになるならアクチュアリー採用枠で入社するのが良いでしょうが、少し回り道するのも悪くないかもしれません。
私の周りにも総合職からアクチュアリーを目指している人はたくさんいます。
仮に就活でアクチュアリー採用枠で入社できなくても、アクチュアリーへの道が閉ざされるわけではありません。