こんなグラフは絶対に使うな!見た人ががっかりするグラフ作成例5選

2020年6月6日

こんにちは、ごんごんです。

プレゼン資料や社内資料は配色やデザインなど、その人のセンスがはっきり現れてきますよね。
美的なセンスを急に向上させるのは難しいですが、絶対に使わないほうがいいグラフがあるのはご存知ですか?
いくら美的センスがあっても使ってはいけないグラフを資料に載せているようでは、相手から幻滅されてしまいます。

今回は美的センスよりも大事な、「絶対NGなグラフ」について学んでいきましょう。

そもそも、なぜグラフを使うのか?

前提として、グラフを利用するのはビジュアルを用いることで理解を助ける、理解までの時間を早くするという効果を見込んでいます。
つまり、相手に正しく・早く理解してもらわなければ、グラフの存在意義はありません

以下では、この観点からダメグラフについて解説をしていきます。

3Dグラフ:NG度★★★★★

最大の戦犯は3Dグラフです。
資料作成初心者やエクセルをあまり使ったことがない人が3Dグラフを使いがちですが、誤解を与えたり、正しい数字を読み取りにくいという致命的な欠点があります。
具体的には下記のようなグラフです。

NGグラフの具体例:3Dグラフその1
NGグラフ例:3Dグラフその1

「なんで3Dにしちゃったの!?」と問い詰めたくなるくらい残念グラフですね。
見ていただくとわかりますが、3Dグラフだと遠近法で奥に行くほど小さく見えてしまい、誤解を与える恐れが大きいです。
2016年から2019年の数値は一定なのですが、数値が継続して減少しているように見えてしまいます。
というか、むしろ騙そうと思ってこのグラフを作っている可能性が高いです。

また、次のような「なんちゃって3Dグラフ」も使わないほうがいいです。
年ごとの傾向はわかりますが、値が読みづらいです。
2011年の値はちょうど15なんですが、私には14.5ぐらいにしか見えません。

NGグラフ例:3Dグラフその2
NGグラフ例:3Dグラフその2

上のNGグラフ2つを使わずに表現するとしたら、折れ線グラフがよいでしょう。
折れ線グラフは推移を見るのに最も適しています

円グラフ:NG度★★★☆☆

なんとなく使いがちな円グラフですが、あまり使わないほうがいいというのはご存知ですか?
円グラフは角度の大きさで割合を表現するグラフですが、実は人間の視覚は正しい角度を捉えることが苦手です。

NGグラフ具体例:円グラフ
NGグラフ例:円グラフ

上のグラフはそれぞれ違う値ですが、大小関係が非常にわかりにくいですよね。
(ちなみにAが24、Bが22、Cが20、Dが18、Eが16です)
人間の目は角度の認識が苦手ですが、長さはある程度正しく認識できます
したがって、上のようなグラフよりは下記のグラフの方がいいでしょう。

円グラフの代わりにこういったグラフを利用したい

上は帯グラフで、長さで割合を比較しています。
こちらの方が円グラフよりも大小関係がわかりやすいですね。
下は棒グラフで、A~Eを比較しています。
値や大小関係もしっかりわかります。

また、カテゴリ数が少ない場合は円グラフで表現しても大丈夫です。
具体的には下のような「はい」と「いいえ」のような2択や、男女などのデータなら問題ないでしょう。

カテゴリ数が少ない場合は円グラフでも問題なし
カテゴリ数が少ない場合は円グラフでも問題なし

凡例がわかりにくい、カテゴリが多いグラフ:NG度★★★☆☆

グラフは視覚的に理解を助けるものでないといけません。
凡例がわかりにくいグラフ、カテゴリが多すぎるグラフは読み手を混乱させます
下記のグラフを見てください。

NGグラフ具体例:凡例がわかりにくく、カテゴリが多い
NGグラフ例:凡例がわかりにくい、カテゴリが多い

適当に作ったので、いろいろ突っ込みどころはありますが、まず凡例がわかりにくいですね。
各データが交わったりしているので1つ1つ目で追う必要があり、非常に疲れます。
そこで、凡例については、まず次のようにしてみましょう。

NGグラフの凡例を少し改良

先程のグラフの凡例を右に付けたことで、少しは見やすくなりました。
ただし、まだまだ改善の余地はありそうです。

そもそもA~Hまで8個のカテゴリがありますが、8個も必要なのでしょうか?
グラフはできればカテゴリが3個程度、多くても数個くらいに抑えることを検討してみてください。

推移でない折れ線グラフ:NG度★★☆☆☆

折れ線グラフは推移を表すためのグラフです。
典型的には時系列で表されたデータを表すのに適しています

しかし、まれに下のような推移でない折れ線グラフを見かけますが、これはNGです。

Ngグラフ具体例:推移でないのに折れ線グラフを使用している
NGグラフ例:推移でない折れ線グラフ

上のグラフは、A~Eという5つを比較しており、推移を表してはいません。
したがって折れ線グラフを使うのは不適切です。

上記のデータなら、下のように棒グラフで大小関係を表現するのが適当でしょう。

推移でないグラフは棒グラフが良い
OKグラフ:推移でないので棒グラフが適当

出典が書かれていないグラフ:★★★★☆

最後にグラフの書式ではないですが、出典がないグラフはまず信用されません
(ちなみにこのページのグラフは適当な数値で作っているので、出典は書いていません)

データのソースがどこにあるのか、必ず明記するようにしてください。
また、新聞記事や他人のブログにある数値やグラフを使う場合は注意が必要です。
著作権はもちろんですが、その記事の出典までさかのぼってデータを確認しましょう。

まとめ

今回は「これは使ってはいけないNGグラフ」を紹介しました。
概要は以下です。

・3Dグラフは誤解を与えるからNG
・円グラフの場合カテゴリ数は2~3個に、数個以上なら棒グラフなどを使う
・凡例が見にくい、カテゴリ数が多いグラフ
・推移になっていない折れ線グラフ
・出典が書かれていないグラフ

こうした基本を身につけているだけで資料作成で損することはなくなるので、ぜひマスターしてくださいね。