東大生はなぜ東大を受験した?東大生の実態調査を紐解く①
こんにちは、ごんごんです。
今回は東大学生委員会が毎年発表している「 学生生活実態調査の結果報告書」について、進学の理由や進振りにかかわるところをかいつまんで解説をしていきたいと思います。
現時点で最新の2018年(第63回)のものを用います。基本的にグラフの出典は2018年度版の調査報告書で、作成者はごんごんです。
東大入学の動機は?(複数選択可、3つまで)

東大を志した理由については、「社会的評価が高い」、「入学後に学部選択が可能」、「私大よりも授業料が安い」と続いていきます。
下記の記事でも書いていますが、私は「入学部に学部選択が可能」という点が一番魅力に感じました。
東大の進学振り分け(通称:進振り)では、2年生の夏学期が終わった時点で、行きたい学部を決めることができます。(もちろんそれまでの成績次第なので、行けないリスクもあります。)
高校と違い、大学ではさらに進んだ学問領域や、研究、高い能力を持つ先輩や教授に会うことができ、やりたいことが変わる可能性もあります。
その点で東大の進振りは素晴らしい制度だと思います。
また、注目すべきは親や兄弟の勧めが非常に少ないことです。
東大に入る学生は自主的に高いレベルを求めて、勉強をしていることがうかがえます。


入学時に学部、学科を決めていたか

入学時に学部、学科ともに未定の割合は2018年調査では52.2%と過半数を超えています。
これはさきほどのアンケート結果の進振りに魅力を感じているという点にも合致します。
また、学部や学科が決まっていない入学者の割合が年々高まっているのも興味深いですね。
現在は技術の進展などもめまぐるしいため、大学に入ってから先行を決めたいという人も多いでしょう。
進振りの決定(内定)は希望通りか?

希望通り、ほぼ希望通りを入れて約93%が進振りで行きたかった学部に行けているようです。
東大の魅力でもある進振りで希望を叶えるためには、大学に入ってからも好成績を収める必要があります。
そういった点でも、自主的な努力を継続していく必要がありますね。
終わりに
今回は進振りについて、東大実態調査を基に執筆しました。
少しでも参考になれば幸いです。
次回も実態調査について執筆したいと思います。
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