電子書籍って結局どうなの?年100冊近く本を読む私が、経験踏まえてメリット・デメリットを徹底解説

2020年4月3日

こんにちは、ごんごんです。
私は小さいころから本が大好きで、両親から読み聞かせをしてもらっていました。
社会人になってからも暇を見つけては月に数冊~10冊、年間で100冊近くの本を現在も読んでいます

趣味が読書だと言うと、「電子書籍はどうなの?」という質問をいただくことも多く、今回は下記のような疑問に答えたいと思います。

・電子書籍と紙の本、結局どっちが便利なの?
・電子書籍を読むには専用の端末が必要なの?
・メリットとデメリットを調べて、検討してみたい

ということで「電子書籍」と紙の本について、メリット・デメリットを整理しながら、科学的な研究事例についても紹介していきたいと思います。

はじめに:電子書籍の市場を簡単に

そもそも電子書籍ってどれくらいの人が使っているのでしょうか。
詳細は下記の記事をご参照いただきたいのですが、2019年において、電子出版は紙の出版の25%程度の市場規模でした。
電子出版の市場は年々増加、逆に紙の出版は減少を続けているので差は縮まっていますが、まだまだ紙の出版が圧倒的に多い状況ですね。
ちなみに電子出版の8割がマンガです。

電子書籍と紙の本のメリットとデメリットを比較

ここからは電子書籍のメリットとデメリットを紙の本と比べていきたいと思います。

電子書籍のメリット

まず電子書籍のメリットを説明していきます。
電子書籍リーダーは種類がたくさんありますので、下記は一般的なメリットとお考え下さい。

メリット①:大量の本の持ち運びが可能

電子書籍のメリットとしては持ち運びが容易という点が挙げられます。

紙の本だと文庫本サイズなら2冊くらい持ち歩くこともありますが、やはりかさばりますし、ハードカバー版ともなるとかなりスペースを取ります。
電子書籍なら購入した本や、読み放題の本がすべて同じ端末で閲覧ができるため持ち運びが非常に楽です。

例えばAmazonのKindleシリーズなら文庫本とほとんど同じ大きさです。
私は出張で海外や地方にも行くことがあるのですが、読みたい本が複数ある時に電子書籍は非常に威力を発揮します。

メリット②:思い立った時にすぐ購入できる

電子書籍の購入はオンラインで行うため、書店に足を運んだり、本が届くまで待つ必要がありません。
「この本をすぐ読みたい」と思ったときに、自宅などですぐ購入して読めるのは電子書籍ならではの魅力です。

人の興味関心は時間とともに減少していきます。
どこかで目にして読みたいと思った本も時間がたつと興味を失ったり、忘れたりします。
電子書籍ならワンクリックで購入でき、興味が冷めやらぬ間に読み進めることが可能です。

また、在庫切れ・絶版もないので安心です。

メリット③:紙の本に比べて安いことが多い

同じ書籍でも電子書籍は紙の本より安いことが多いです。

実は紙の本は「再販売価格維持制度(再販制度)」という制度があり、値引きして販売することが禁じられています
この再販制度によって、田舎でも都心部と同じ料金で本を買うことができ、ベストセラー以外の本でも値崩れせずに幅広く販売できるようになっています。

一方、電子書籍についてはこの再販制度の対象外となっており、値引きが可能になっています。
また、送料や在庫の問題も生じないのでもともと値段を抑えられるという事情もあるでしょう。

メリット④:本文検索機能が充実している

書籍の中の「キーワード」を迅速に検索できるというのも、電子書籍の強みです。

本を読み進めてきて、「以前出てきたこのアルファベット略称の意味はなんだっけ?」となることは多いと思います。
紙の本ならなんとなく当たりをつけて、その前後を読んでみるという作業になりますが、電子書籍ならば一発で検索が完了します。小説では使うことが少ないかもしれませんが、ビジネス書や辞典、マニュアルのような本では非常に威力を発揮します。

メリット⑤:辞書機能が充実している

電子書籍なら、読書中にわからない単語が出てきても辞書機能ですぐに調べることができます

例えば、Kindleの場合は「素数」という言葉の意味が分からない時は、指で単語をなぞると搭載されている辞書やWikipediaが自動で意味を教えてくれます
ついでに英語にも訳してくれています。
スマホで検索するときのように新しいタブ(ページ)を開いて検索といったように画面が遷移するのではなく、電子書籍の画面に辞書が出てくるので読書の妨げをしません。

写真はKindle for iPhoneのもの。書籍は松尾豊「人工知能は人間を超えるか」(角川書店)

ちなみに辞書は無料で公開されているものが多く、日本語だけでなく英和辞書や英英辞書も追加できるので英語の勉強などにも最適です。

メリット⑥:スペースを取らない

メリット①の持ち運びが容易とも共通しますが、電子書籍はかさばらず、本を置くスペースで悩むことがありません

私は本屋にふらっと入り、ジャケ買いや帯買いをすることが多いのですが、紙の本は非常にかさばります。
かなり大きめの本棚はあるのですが、おそらく千冊は軽く超える蔵書ですでに埋まっており、今このブログを書いている机の上にも数十冊の本が積まれています。
引っ越しの時は単身者用の段ボールでは足りないので家族用の段ボールをもらい、運搬時には本を詰めすぎて引っ越し屋さんがびっくりしていました。

現在は紙の本と電子書籍を両方使っているので、本の増加ペースはゆったりになってきました。
本が多くて困っている人は、思い切って電子書籍に切り替えるのも選択肢となるでしょう。

メリット⑦:気になったページをスクリーンショット(スクショ)できる

電子書籍なら気になったページをスクショすることができます。

スマートフォンやタブレットは当然のことですが、Kindleなどでもスクショができるようになっています。
覚えておきたいページを保存しておけば効率的にアクセスができて、とても便利です。

メリット⑧:気になった部分をすぐにSNSでシェアできる

あまり語られることがないですが、電子書籍で気になったフレーズをSNSでシェアすることができます

「みんなに伝えたい」、「後でTwitterのタイムラインで見直したい」という場合に、該当箇所をドラッグしてボタンを押せばすぐにシェアが可能です。

写真はKindle for iPhoneのもの。書籍は松尾豊「人工知能は人間を超えるか」(角川書店)

メリット⑧:防水機能がついていればお風呂でも読める

一部の電子書籍リーダーや、防水のスマートフォンなどを使えばお風呂でも読書が可能です。

秋から冬にかけてはぬるめのお湯にしっかりつかることが多いため、お風呂で読みたい本が読めるというのは非常に重宝します。
防水機能は端末に依存するため、当然ですが防水機能がついているか事前にご確認してくださいね。

電子書籍のデメリット

デメリット①:マイナーな本は電子化されていない

電子書籍の最大のデメリットが、そもそも読みたい本が電子書籍化されていない場合があるということです。

冒頭で触れましたが、紙の出版に比べて電子出版の市場はまだ25%程度です。
しかも、電子出版のうち8割をマンガが占めていることから、マイナーな本や、古い本、読む人が少ない専門書などは電子化されていないことがあります。
紙の本を裁断してスキャンする自炊という方法もあるようですが、どちらにしても手間がかかります。

私の実感では最新のビジネス書などはたいてい電子化されていますが、勉強用の参考書などはないことが多いです。

デメリット②:線を引いたり書き込みしづらい

電子書籍では、紙の本のように自由に書き込みができません

電子書籍でも画面をタッチ、ドラッグすれば気になる部分をハイライト(蛍光ペン)したり、メモを書くことはできますが、紙の本に比べると自由度は下がります。
私は読書をしながら、疑問に思った点や、関連した情報を本に直接書き込むことが多いですが、電子書籍はこの点で少し利便性が落ちてしまいます。

ただし、ハイライトした部分を一覧で見返す機能があるなど、紙の本ではできない便利な機能も備えています。
また、iPadでは画面分割が可能なため、左半分にKindle、右半分にメモを開き、Appleペンシルでメモを取るといったことも可能なため、利便性は向上してきているのも確かです。

デメリット③:パラパラめくったり、全体を俯瞰しにくい

電子書籍では、全体像をつかむためにパラパラめくってみるというような読み方はあまり向いていません

紙の参考書や専門書では本をパラパラとめくって、全体の内容を俯瞰するときがあります。
電子書籍も目次や、ページに直接移動はできるのですが、紙の本には適いません。

デメリット④:解説やあと書きがないことがある

電子書籍では、解説やあと書きがないことがあります

本文とは異なる著作権が発生するからという理由が絡んでいるようですが、私は自分の感想と解説などを比べて「そんな考え方もあったのか!」という瞬間が好きなので解説がないとショックです。

その他のデメリット

電子書籍について、以下のような疑問や懸念がある方も多いかもしれません。
しかし、個人的にはあまり支障はないかなと思っています。

・電子書籍は電池が切れたら読めなくなるのではないか?
→電子書籍リーダーはものによりますが、私のKindle Paperwhiteは2週間くらいは電池持ちます。スマホとは全く持ちが違います。

・電子書籍は目が疲れる、視力が落ちるのではないか?
→Kindleではブルーライトがほとんどゼロで目に優しく、睡眠を妨げません
また、「フロントライト」という本に光を当てるタイプを採用しており、目に疲れがたまりにくくなっています。
さらに、文字のサイズも調整可能ですので、自身の視力に合わせて無理なく読書を楽しめます。

・紙の本は中古があるけど、電子書籍に中古はない。その分、紙の方が安いのではないか?
→確かに紙の本は中古で安く買うことができますが、電子書籍も読み放題サービスがあり、総合的には電子書籍の方が新しい本を安く読むことができると思います。

電子書籍のメリットとデメリットのまとめ

上記を電子書籍のメリットとデメリットをまとめた一覧表を作成しました。

まとめ

この記事では電子書籍のメリットとデメリットをまとめました。
まだまだデメリットもありますが、電子書籍は確実に使いやすく進化しており、電子書籍の方が便利だなと思うことも多いです。

個人的にはビジネス書などは書き込みができるため紙の本を買っていましたが、調べているうちにiPadなどとの合わせ技で電子書籍の方が便利ではないかと思うようになりました。

ご自身の使い方に合わせて電子書籍の活用について考えてみると、一層読書がはかどるかもしれませんね。

Kindle Paperwhite 防水機能搭載 Wi-Fi 32GB 広告つき 電子書籍リーダー

また、電子書籍関連記事は下の記事でまとめていますので、ぜひ御覧ください。