大手国内損保におけるアクチュアリーの年収について

2020年8月21日

こんにちは、ごんごんです。

本日は少し前にTwitterなどで話題になっていたアクチュアリーの年収についてです。
私が損保業界出身ということもあり、大手国内損保に限定して執筆します。

結論から述べると、大手国内損保においては入社10年前後で概ね年収1,000万円を超えますが、アクチュアリー職と総合職で給与テーブルは基本的に変わりません

大手国内損保の年収モデル

大手国内損保(3メガを想定)は、金融業界の一角ということもあり年収は比較的高めです。
他の金融業界と同じく、大きなポカがない限り、10年前後で年収1,000万円に到達します。
具体的には入社時に500万→3年目で700万といったイメージで上昇します。

上記の年収については、総合職もアクチュアリー職も変わりません
職で分けると誤解を生むかもしれないので補足をすると、アクチュアリー正会員の資格を保有しているとしても、資格手当などが上乗せはされていないはずです。

もちろん、アクチュアリーに親和性が高い部署に配属されていれば、正会員であることでできる業務の範囲や、が広いですし、一目置いてもらえるため間接的には影響はあるとは思います。

ちなみに、科目取得時や準会員、正会員になる際に外資系企業などではボーナス(金一封)がもらえるという話を聞きますが、国内損保ではおそらくありません
正会員になった時に、表彰されてありがたい盾や賞状がもらえるという国内損保もあるそうです(いらん)。

アクチュアリー不遇で人材流出多発

世間から見るとまあまあな給料をもらっている国内損保業界ですが、平均して8年かかるというアクチュアリー資格を取得を取得しても年収が上がらないというのは少し不遇な気もします。

しかも、アクチュアリーを含む内勤では、相対評価の人事制度において周囲と差別化がしずらく、営業でゴリゴリ頑張っている同期の方が定量的に評価されやすいため昇進が早いという理不尽なことが生じ得ます

人事評価については、周囲の環境や、最終的には上司との人間関係や、上司のゴリ押し力が鍵となってきますので、ある程度は外生的です。
文句を言うとそれだけで記事が終わってしまうので、今後のHRテック(人事×テック)に期待しましょう。

また、非常に細かいですが試験費用は個人負担で合格時のみ補填、試験に落ちた人はアクチュアリー会の会費を自己負担させる会社もあるそうです。
人材不足で資格取得を促している状況ですが、あまりアクチュアリー志望者に対して金銭的なサポートがあるわけではありません。

こうした状況を受けて、晴れて正会員や準会員になったタイミングで転職を試みる人が後を絶たないようです。
最近は見直しを検討しているということは耳にしますが、具体的なアクションは私の知る限り耳に入ってきません。

まとめ

少しネガティブな話になってしまいましたが、中の人として正直に執筆しました。
全体として給料は悪くないですが、アクチュアリー試験を突破することに関してはモチベーションが今ひとつ湧きにくいというのも事実かと思います。

アクチュアリー人材が不足していて、会社として育成が必要という状況のようですので、今後ある程度の待遇向上はあるかもしれません。
今後に期待しつつも、アクチュアリー会の会合などに顔を出しつつ、他社の状況をフォローしていきたいと思います。